お久しぶりです。リレイです。
今回はGP4thに参加してきました。結果は参加者2000人超に対してベスト16。側からみたら素晴らしいとも言える結果ですが、実際はベスト8とは雲泥の差… GPGTとエリア予選の予選ラウンド免除の権利を後1勝のところで逃しました。死ぬほど悔しいですが、終わった事を幾らいっても後の祭り、また頑張るだけです。
それでは今回のGP4thに関するメタ読み、それに基づく調整、デッキ選択、デッキ選択解説、試合結果を報告したいと思います!

【目次】
1、メタ読み、調整、デッキ選択
2、デッキ解説
3、試合結果
4、総括

1、メタ読み、調整、デッキ選択
ジョーカーズプールの参入と一時のジョーカーズの入賞総ざらいにより、ジョーカーズを中心とした環境になるかと思いきや、そうとはならず。やはり初見殺しの要素が強かったのでしょう。ジョーカーズを安定して受けれるロージアダンテ、圧倒的に突出したデッキパワーを持つネクスト、その他諸々のデッキが盛り返してきていよいよ環境はいよいよ混沌としてきました。
そんな中、自分はメタ読みをする際環境にいるデッキ想定として、しっかり認識すべきデッキは以下のものに絞りました。
・ネクスト
・ロージアダンテ
・ジョーカーズ
・赤黒デッド
・猿ループ
・魔狼入りビマナ
抜け落ちているデッキは多いですが、まぁここは1番当たるだろうというところをピックアップしました。

今回のGPで1番当たるであろうデッキは間違いなくネクストでした。実際自分はネクストに1番当たりましたし、そうであった人も多かったでしょう。
このデッキと多く対面するならば、7〜8割は欲しい→受け切れるデッキを握れば良いという方針でデッキ選択を始めました。
受けの強いデッキ候補
・ロージアダンテ
・マークロループ
・ダイスベガス+テック団ギミック搭載デッキ

→結論
受け切れない…!!
ネクストのデッキパワーが圧倒的すぎて、生半可な受けではあのデッキは受け切れない事が判明しました。テンプレだとダンテは4〜5割、ベガスは良くて5.5割。受けた返し即勝利か、受けてる最中に勝利できるものでなければ話にならないことが分かりました。マークロループに関しては体感7〜8割ほどでしたが、盾依存が強く、どこかで下ブレて貫通されそうだなと感じてしまいました。

そんな中、GP1週間前くらいにループ方法も知らないのはどうかと思い、猿ループを触り始めました。ネットにあるループ方法を参考にし、1人回しで実証してみたら、「あぁ、こんなもんか」と納得。毛嫌いしてゴエモン4枚の時代に触らなかった事をとても後悔しました(笑)
ただ、この時点ではネクストに勝てる気がしなく、これといった構築もなかったので、使用は保留でマークロ使用の方向でいました。
そして、金曜日高田馬場バトロコでの調整で七輝くんの構築を見せてもらい、試しに回してみたら、回しやすい事この上ない!元々回しにくい構築であったことにも気付かせてもらい、それが逆に功を奏したのかめちゃめちゃループ出来ました。
七輝くんは構築、ループに入るまでの構え方がとても上手く、オレはループ中に関する細かい扱いの部分の理解が深く、お互いの足りていない部分を補うことが出来ました。デッキとしても、ネクストに強いとされているデッキに強く、プレイを詰めればネクストにも5割ほどあった為十分使用に値するものだと感じました。そこから、七輝くんと枚数調整をし、受け札、超次元について議論を重ね、これからご紹介する構築が出来上がりました。(最終的には若干違う構築になりました)

2、デッキ解説
自然単t光ゴエモンループ

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それではデッキの解説をします。

・個人的見解に基づく対面の有利不利
【有利】ロージアダンテ、各種ループデッキ、ビマナ系、ドロマーハンデス
【五分もしくは微不利】ネクスト
【不利】ジョーカーズ、赤黒デッド、バイク、べアフガン

・トレジャーマップ4
解説の必要はないかと。強いて言うならば1ターン目に打つとき後の展開をしっかり見てください。基本的にステップルジャックマリニャンを目指しますが、これを決めた後後続がなく、レジルを処理されたらジリ貧になるので、できるだけ後が続くように。

・ベイBジャック4
ステップルジャックマリニャンは実質メンデルスゾーン確定2ブーストと同義です。このカードが引けないとこのデッキは回り出さないので、ループ特化ならほぼ確定で4枚です。

・ステップル4
このデッキのデッキパワーを引き上げたスーパーカード。1軽減+ジャックで出すと1マナ増えます。赤黒デッドが流行ると焼かれてかなりのテンポロスをするので、不採用の案もあるそうですが、個人的に赤黒デッドは母数としてはかなり少ないと読んでいたので採用。

・ジャーベル4
ループに入るにあたって、このカードを回すことは不可欠です。3軽減+ジャーベル+サンマッド+アラゴトで山を一周して盾を確認したり、トレジャーマップと合わせてデッキの安定感を保証してくれます。これも何かしら理由がない限り4。

・フィーバーナッツ4
このデッキのポイント。ナッツ複数枚抱えて0軽減からループ入るルートもあります。大体そうなるのは、ネクストハートバーンをシノビで受けた返し、溢れたハンドから入る場合です。この時に2枚持ちたく、エウルさえ置いてあればすんなり2軽減作ってから入ることも相当数あった為、4枚。3にするかかなり悩みましたが、4で良かったと今では思っています。エウルブッカ1枚立っていてハンドが2〜3枚ある時は、相手は相当危機感を持たなければいけない事をお伝えしておきます。

・サンマッド3
このリストが叩かれるとしたらここでしょうか。フィニッシュループはサンマッド3で山札を減らさず回ります。ですが、例えばギョウ+サンマッドが盾落ちした場合は死ぬほど面倒なループが始まります。ループの道中にもある程度早い段階で2枚必要になってくるので、自分も4枚採りたいのですが、自分のプレイの努力で削れる枠がここしかなく、泣く泣く3にしました。

・オチャッピィ1
墓地回収。ここもギリギリまで削りました。

・カブラカターブラ2
ループパーツ。STが偉く、相手が殴ってきた際このカードがトリガーして、パーツ拾って緑クリが2体並んでエウルが返って返しにループみたいなことは稀にありました。

・ハヤブサマル1
受け札①。基本的にシノビはジャーベルから持ってくるより、素引きで抱える方が何倍も強いです。ハンドに抱えて、相手がシノビを予想しててもケアできないから殴る!といったことをしてくれれば勝利は目前です。

・ライデン1
受け札②。モルト覇が絡むパターンをケアできますが、盾残りの3枚から捲れても意味がないです。

・アラゴトムスビ4
このカードを3枚に削るということは、ゲーム開始〜ループ開始までの流れの中でマナに置ける確率を少なくし、更に2軽減アラゴト2枚のループの中でアラゴトが落ちるまで続ける、という事がしづらくなります。猿ループは基本的な考え方が違うと、構築もだいぶ変わるデッキなので何とも言えないのですが、個人的には4枚積みたいです。

・ゴエモンキー1
ループパーツ。宇宙が始まります。

・ララバイ1
フィニッシュ。最も安全だと思いますが、慣れるまでちょっと大変かもしれないです。

・ギョウ1
盾落ちケア。新裁定のおかげでシールドセイバーが強化され、置いておけばネクストハートバーンだけでのフィニッシュはとりあえず防げます。クリーチャーなのでゴエモンから直接出せるので、自分はオーロラよりギョウ派です。

・バロンゴーヤマ1
41枚目候補筆頭。3軽減からキャストすると、実質0マナで、アンタップマナ1+ワイルドベジーズ1体出せるというスーパーカード。このカードのおかげでマナ回収は実質4枚になるので、マナ回収が尽きて回収出来ないなんてことはほとんど無くなりました。

・マリニャン4
ステップルジャックマリニャンはメンデル2ブーストスクチェンネクストとほぼ同義です。環境で唯一メンデルスに張り合える動きだと思っています。

・超次元
特筆すべき点はブルニカ2枚でしょうか。これは少し回せば納得できると思うのですが、ステップルジャックマリニャンをした後のドロー次第では、ループが始まりません。その為マリニャンをアラゴトで回収してブルニカからドローして有効牌を引き、無理やり回し始める展開が出てきます。それを2回繰り返す時にブルニカが無いと話にならないので、2枚にしています。

このように、大体の採用理由がループに寄せてあり、ループ特化の構築となっています。フィニッシュループを決めるにあたって、目指すべき手順は、

1. 3軽減を作る。
2. ジャーベル+サンマッド+アラゴトで山を大体一周して盾確認と必要パーツを集める。(この時点でゴーヤマが絡んでいるととても楽)
3.パーツが揃っているならアラゴト2枚で山を残り2までブースト。
揃っていないなら、ギョウ+カブラ+サンマッド2+アラゴトのループを使って、パーツが揃うまで盾をマナに送る。(大体この時点でゴエモンは絡んでいる)
4.カブラ2+サンマッド3+ゴエモン+マリニャンの山の減らないループでブラックロ以外を出す。
5.必要なパーツをマナに残し、不必要なカードを盤面に全て出す。
(必要なパーツ、ジャック1ナッツ2ララバイ1マリニャン1ゴエモン1サンマッド3カブラ2
保険でジャーベル1アラゴト1ステップル複数)
6.ゴエモンループ1度回し、マナをゴエモン状態にする。
7.マリニャンからブラックロを出し、オーバー完成
8.必要パーツを出し、4のマリニャンの部分をララバイに変え、山の数だけループし、またオーバーを作り、ループ証明完了。

といったものになります。コレはあくまで自分がループをしている際に指針にしてるものであり、人それぞれのものになります。あくまで参考としてご利用ください。細かいループ方法は、世の中に色々なゴエモンループに関する記事がありますので、それを参考にしてください。正直書く気力がありませんw
上に書いてあるカードを使えば必ずループ出来るので、自分で試してみるのもいいかもしれません。ちょっとしたアドバイスをするとすれば、サンマッドは実質0マナで、マナタップはできるだけプレイするカード自身を曲げるといいです。

3.試合結果

R1ネクスト✖︎
シノビ2枚抱えていたのにスクランネクストバトライ悠久ジアース永遠ダイハードのフルコンボを食らってガン萎え

R2ドロマー○
ステップルオチャッピィからマリニャン2枚抱えてハンデスケアしてマリニャン着地、返しにループ

R3バキ○
マグマ2枚食らうもエウルあったおかげでナッツジャックジャーベルからループ

R4落城○
相手事故ってこちらステップルジャックマリニャンからループ

R5ネクスト○
ループ入るも、サンマッド+ギョウが盾落ちして、5分くらいでに1〜2枚山を削るループを証明して勝ち

R6白緑メタリカ○
相手横展開して殴ってきてちょっと焦るも、マリニャンエウルからサンマッドで盤面捌いてループ

R7なんだっけ…○

R8ネクスト○
相手ノームーブ、ステップルジャックマリニャンからループ

决R1 ドロマーダンテ○
相手キクチ立って、こっちがもたついたが、ダンテが飛んでこなくて1軽減ナッツ→マップ→ジャーベル→サンマッドで除去からループ

決R2 赤緑モルトネクスト王○
マリニャン引けずスクランネクストガイハートから盤面壊滅させられるがお互い膠着し、こちらのマリニャンエウル後相手のドルマゲドンが開放し次のターン殴ってくるという段階でジャックを引き半ループからサンマッド3枚なげてドルマゲドン飛ばして勝ち。

決R3 5Cジョリー○
こちら先手ステップルジャックマリニャンからループ

決R4 ネクスト✖︎
相手先攻メンデルス2ブースト火の粉ネクストハートバーン(この時点ではドラゴン武装無し)ジャックアタック、返しにループ入れず、ネクスト2枚目から宇宙が広がり敗退。

4.総括
受けるデッキに強く、「しっかり回ったネクスト」に勝てないデッキだったので、順当な結果であったのかと。「しっかり回らなかったネクスト」に3勝はしたので、本当に調整の結果通りでした。ネクスト以外のデッキは対面的に有利だったものが多く、大体がイージーウィン出来ました。危惧していたジョーカーズにも当たらなかったので、そういった意味では上ブレたのかなぁとは思います。
ただあと1勝。欲しかった。


余談ですが、ベスト16で負けデュエマIDの登録を済ませて決勝トーナメントエリアから出たとき、敗退を実感し涙が溢れてきました。七輝くんやハマちゃんやtaisei達の元へ行き、ガチ泣きしました。
報われない。そう思いましたが彼此6年以上取り組み続けているトーナメントプレイ。DMの魅力を改めて感じた1日でした。ここまで長い期間本気で取り組んでいることは他にはないです。今回のGPも色々と問題はあったとは思いますが、やはりGPは最高です。次はキッチリ勝てるように精進したいと思います。

最後に、原案を快く教えてくれ、1番議論した七輝くん。ループについて色々議論してくれたハマちゃん、サイタ。この期間俺と一緒にDMしてくれた皆さん。本当にありがとうございました。またお互いの力になれるような調整をしていきたいです。これからもよろしくお願いします!

何か質問等ありましたら、Twitter @Relakmまでどうぞ。ブログのコメント欄ですと見落としてしまうかもです。
長文お付き合いありがとうございました。